キバネオオベッコウ(ベッコウバチ)   (484)

この時期、複数で公園の花壇や石垣の上を飛び回っている姿をよく見かけるが、獲物探しだろうか。翅の先端が黒くなっていることから「キオビベッコウ」としていたが、胸背の盛り上がり方を見ると「キバネ」のようだ。かなり大型のハチで単に「ベッコウバチ」とも呼ばれる代表種。この科の大部分の蜂はクモを狩る習性があるが、ベッコウ色をしている種はごく僅かだ。このため最近では「ベッコウバチ科」に代わって「クモバチ科」の名称が使われているようになった。これに伴って本種も「ベッコウクモバチ」と呼ばれている。

●データ
撮影日 / 平成16年6月27日
撮影地 / 徳島市八万町(文化の森総合公園)
体 長 / 約2.5cm
カメラ / Nikon D100 + SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX IF HSM