シロオビハラナガツチバチ   (2496)

道路脇の草地で見つけたやや大型のハラナガツチバチ。触覚の長さから♂と思われる。腹部背板後縁の白帯が5本見え「オオハラナガツチバチ」と紛らわしいが、日本産有剣蜂類図鑑(東海大学出版部)の「琉球以外でオス成虫が春早くから見られるのは本種だけ」との記述に従って同定した。オオハラナガ成虫は夏以降に現れる。同図鑑では「触覚先端が顕著に裁断状」「腹部第1背板から第4または第5背版後縁に乳白色帯がある」等の特徴も記されている。単に「ハラナガツチバチ」といえば本種のこと。

● データ
撮影日 / 令和5年4月27日
撮影地 / 阿南市那賀川町
体 長 / 約2.5p
カメラ / Panasonic Lumix FZ1000 + RAYNOX DCR-5320PRO