ウスイロクビボソジョウカイ   (2065)

近くには本家「ジョウカイボン」もいたが、こちらははるかに小さく華奢なのでハエと見間違いそうだった。しかし、よく見ると重なり合った2頭の甲虫。眼の後方と前胸背の中央左右に黒斑があることから「ウスイロクビボソジョウカイ Podabrus temporalis」のようだ。保育社の「原色日本甲虫図鑑」や「学研生物図鑑」では四国も分布域に含まれている。しかし、より新しい北隆館の大図鑑では「ウスイロニンフジョウカイ Asiopodabrus temporalis」となり、分布も東北南部〜神奈川とされている。分類上の変更が行われたと思われるが厄介なことだ。

●データ
撮影日 / 平成29年4月24日
撮影地 / 徳島市八万町(園瀬川)
体 長 / 1p弱
カメラ / Panasonic Lumix FZ1000 + RAYNOX DCR-150