コエゾゼミ   (1615)

名前に「エゾ」が付くセミはずっと「声はすれども姿は見えず」だったが、初めて低い場所で見つけることができた。エゾゼミと同様に胸背にW字型のマークを持つが、本種は一回り小型で、前胸を囲む黄色帯が左右2か所で途切れることで区別できる。北方系のセミで北日本では平地や低山で普通に見られるようだが、当地では標高の高い山だけに生息する。成虫は7月〜8月に出現する。

●データ
撮影日 / 平成26年7月20日
撮影地 / 徳島県つるぎ町
全長(翅端まで)/約5cm
カメラ / Panasonic Lumix LX3