ツマグロキチョウ秋型   (1501)

少なくなったと言われている「ツマグロキチョウ」を求めて県南へやってきたが、こちらでもこのタイプのほとんどが「キタキチョウ」で、本種らしきものは2個体しか見つけられなかった。両種の区別点は、ツマグロの前翅表の黒い部分は後縁まで回り込まず、黄色地との境界がキタキチョウほど凹凸していないことなど。しかし、翅を閉じてとまるために表の紋様は観察できない。他に茶色味を帯びた濃い目の色彩であることや尖り気味の翅頂などもあげられるが、これらも見慣れないと難しい。ただし、秋型だけの特徴として後翅裏に黒い筋が現れるので、これを頼りに識別した。画像下は県北部で撮影した個体。こちらでは稀な存在だ。

●データ
撮影日 / 平成25年10月6日
撮影地 / 徳島県海陽町
翅開長 / 約4p
カメラ / Nikon D7100 + SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM

     

●データ
撮影日 / 平成28年10月15日
撮影地 / 徳島県鳴門市
カメラ / Panasonic Lumix FZ1000