ムナグロアカナガカメムシ(仮称)   (1377)

自宅の庭にいた鮮やかな赤色のカメムシ。横から見ると長い口吻が印象的だった。外見的に「アカナガカメムシ」ではと思ったが、分布が石垣島や西表島とされていたため、専門サイトで確認をお願いしたところ、「ムナグロ」が付く近似種だった。言われてみればこちらは小楯板が黒ずんでいる。近年になって本州、四国、九州の太平洋側で見つかった種で正式な学名は未記載だそうだ。今のところ和名も仮称なので、正確にはThunbergia属の一種とすべきだろう。

●データ
撮影日 / 平成24年12月23日
撮影地 / 徳島市八万町
体 長 / 1.5p弱
カメラ / Panasonic Lumix LX3

下の画像は黒斑が無くアカナガカメムシ(Thunbergia sanguinaria)のような色彩で戸惑ったが、脚の赤味が強く、また腹面にも黒斑が現れていないことから羽化後間もない個体だろうと推定した。
※コンクリートの隙間に潜んでいるところを見つけ、近くにあった葉っぱに乗せて撮影。

●データ
撮影日 / 令和2年9月10日
撮影地 / 徳島市八万町(文化の森総合公園)
カメラ / Panasonic Lumix FZ1000 + RAYNOX DCR-5320PRO