オレクギエダシャク   (1116)

印象に残る面白い名前だ。横線が途中で消失して折れた釘のように見えるのだろうか。幼虫はソメイヨシノやハルニレなどを食草とする。近似種に「ニセオレクギエダシャク」がいて、こちらは杉や桧などの針葉樹をホストとする。蛾のサイトに投稿したところ、両種の外見上の判別は困難で、採集して交尾器などを検鏡しなければ正確な同定はできないそうだ。したがって、画像の個体も「ニセ」かもしれない。

●データ
撮影日 / 平成23年5月14日
撮影地 / 徳島市八万町(文化の森総合公園)
翅開長 / 3.5cm
カメラ / Panasonic Lumix LX3